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Fusion360で図面を書いてみる

CAD

フリー3D-CADで2D図面が描けるか?

Autodesk Fusion360を使って単純なモデルを作成し製図してみた。私は20年以上も複数のCADを使って図面を書いてきた。その経験をもとにレビューしてみた。

結論から言えば描ける。ただし以下の注意点あり。

寸法、寸法公差、表面粗さ、データム、幾何公差、一通り記入することができた。断面図も問題なく製図できる。

今回気づいた注意点は以下の3点。

①一角法で描かれてしまった。

モデルを取り込み図面にしてみると、何やら右から見ている図面が左から見ているものになっている。日本の図面は三角法で書かれているのが標準なので、直す必要がある。第一角法と第三角法の違いが分かりにくい人は下のシンボルを見れば理解しやすいだろう。第三角法は正面図(左)の形状を右から見たら右にその矢視(View)を素直に描くためより直感的に形状を把握できる人が多いだろう。

以下に示す通り、右上のユーザーアイコンから基本設定を選び、「図面」項目の「投影角度」を第三角法に変更してあげれば解決する。

②面取り寸法の入れ方がわからなかった。

通常のCADは面取り寸法用のアイコンでそのまま面取り部を指定すれば寸法が入るが、アイコンが見つからない。テキスト機能を使って手入力した。

③参照モデルのないところに記号を置けない。

私が書きたかったのは粗さ記号。指定部以外の粗さ記号を図面内に入れたかったができなかった。ここでは、スケッチで小さな線を描いて、線を指定しておいてみた。拡大すると少し線が見えてしまうが、何とか配置できた。

とにかく無料で3DCADが使えて、図面までかけるのはありがたいことだ。

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