フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのかという本を読んだことがある。それでも彼らは幸福度が高く仕事の生産性も高いという。
日本人はというと、かつてはワーカホリックと言われるほど長時間働く人が多いと言われてきた。最近では少しずつワークライフバランスを考える企業も増えてきたが、それでもまだ残業は多く、生産性も低いといわれるきとが多い。
この本を読んで、日本にエンジニアも働き方を考え直す必要が出てきているように思った。自分の時間を犠牲にして会社のために身を粉にして働く時代ではなくなってきているのではないだろうか。
もっと生産性、自己の満足感、幸福感、成長を重視し、仕事に取り組むように変化していくべきだ。それが会社にとっても労働者側にとっても望ましいのではないか。
残業をすべきなのは、長期的に見て長時間働く価値があると判断できる場合のみだと私は考えている。つまりそれは本人のスキルアップにつながっている場合と、残業してでもお金や会社の評価が必要な場合、緊急で対応が必要な場合のみ。
そうでなければ極力短時間に効率よく仕事をこなし、良いアウトプットを出して、早く帰り、残りの時間を自己研鑽や趣味に使った方が有意義だと思う。
エンジニアにとって重要なのは、自分の限られた時間を犠牲にするのではない。多くのフィールドで活躍できるスキルを身につけることである。スキルがあればエンジニアは食いはぐれることはない。
スキルがあれば、環境や待遇が自分に合わない場合に別の会社に転職することも可能だ。
むしろエンジニアは転職をすることで、新たなスキルを身に着けることができるし成長するためのチャンスが増えることになる。
長時間残業で日々の忙しさに埋もれてしまわないように、長期的な視点で自分のキャリア、スキルアップを考えながら働くようにしてほしいと思う。
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